生者の行進といった漫画をご存知だろうか。
みつちよ丸先生といった方が描いた漫画で全3巻で完結する作品である。漫画ジャンルとしてはホラーサスペンス。ジワジワと押し寄せる恐怖が堪らない漫画である。
その生者の行進続編として登場したのが「生者の行進リベンジ」である。
続編もみつちよ丸先生が原作。作画は今回は佐藤祐紀先生が担当している。ジャンルとしては前作と同じホラーサスペンスであるが舞台と主役を務めるキャラが違ってくる。
前作「生者の行進」は主に主人公やヒロイン達が学生時代の出来事を描いていたが、続編となる「生者の行進リベンジ」では社会人となった前作の登場人物達が描かれていく。そして続編の主役になるのが前作・生者の行進で主人公をサポートした陰陽師・省吾である。
続編の詳しい内容は漫画のネタバレや紹介サイトである「スマ漫|スマホで読める漫画のあらすじ・感想サイト」で既刊分の内容が端的に紹介されている。どんな内容なのか、取り敢えず知っておきたい場合はチェックしてみてはどうだろうか?
前作のサブキャラが教師となって謎を追いかけていく!?
続編となる今作では前作・生者の行進で主人公のサポート役としてサブキャラであった陰陽師の省吾が主役に抜擢。彼が社会人となって、とある学校へ教師として赴任。
ある悪霊が関係する事件に関わっていく事になる。その悪霊を追いかける事が続編の大筋であるが、省吾には彼だけのあるサブストーリー的な要素もあり。
前作にも少しだけ登場している省吾が唯一、心を許せる相手・佐倉遥といった女性キャラ。彼女が失踪しており、省吾は悪霊の関わる事件に加えて遥の行方を追っていく。
この記事を書いている時点で第4話までが先行配信されているのだが、悪霊と遥の失踪には大きな関わりがありそうな不穏な雰囲気へと物語が繋がっていく。
前作同様、徐々に押し寄せてくる恐怖が堪らない!
この漫画の真骨頂はなんと言ってもショッキングな怖さと言うよりもジワジワと押し寄せてくる恐怖の類である事だ。続編はこれからだろうが、前作の話で言えば、物語が進むに連れて悪霊も人間の怖さも全面に出されてきて、恐怖を感じさせてくれる物語であった。
続編である今回もそのような押し寄せる恐怖を前提として物語が進んでいるように感じている。
そして個人的に気になっているのが前作・生者の行進の主人公やヒロインは登場してくるのか…。特に主人公であった吉川泪(るい)は非常に霊感の強い人物であった。
泪やまどかが成長した姿で登場して今度は省吾のサポートをするような胸熱展開を個人的には期待してしまっている(笑)
前作のサブキャラが続編の主人公といった事もあり、前作・生者の行進を読んでから続編を読むと面白さは倍増といった具合。ただ、前作を読まなくても過去の話はほとんど持ち出されて来ないのでストーリーのすれ違いなどは無し。
本当に面白い漫画なので興味が出た、気になったなんて人は是非、チェックしてみてほしい作品である!